カメラにコマンダーを取り付けて使用するときに、ストロボがうまく発光しない場合のトラブルシューティングです。
「最初から」発光しない
「突然」発光しなくなった・発光が不安定
の症状が見られる時の対処方法について解説します。
「ストロボが上手く発光しないとき オンカメラ編」はこちらをご参照ください。
ストロボが上手く発光しないとき オンカメラ編(ストロボをカメラに直接付けるとき)
最初から発光しないとき
【ホットシューへの装着確認】
- コマンダーの取り付け足をしっかり奥まで差し込んでください。
- UnLockボタンを押しながら差し込むと、もっと奥まで差し込めることがあります。
【コマンダーの設定確認】
前回使用時の設定が意図せず変わってしまったことにより、発光しないことがあります。その場合は、下記を実行してください。
1.コマンダーのリセット
パイロットランプまたは電源オン/オフボタンの長押しを行なってください。
2.オープンモードの解除
液晶画面の左下に「OPEN」が表示されているオープンモードは、通常のペアリングモードと互換性がありませんので、モードボタン(「M/TTL」)を長押しして、オープンモードは解除してください。※オープンモードでご利用の場合は、ストロボもオープンモードにしてそのままご利用ください。
2.アドバンスグループの切り替え
グループ表示のアルファベットの上にドット(・)が付く場合は、アドバンスグループに切り替わっている状態になりますので、モデリングライトボタンを長押しして、基本グループに切り替えてください。※アドバンスグループご利用の場合はそのままで構いません。
4.グループの「発光停止」を切り替える
液晶画面のグループ表示の右側に三本線「ー ー ー」が表示されているときは、そのグループの発光が停止になっています。その場合は、グループが点滅しているときにグループオン/オフボタンを押して、発光停止を解除してください。
「突然」発光しなくなった・発光が不安定になった
【電池・電源関係】
- ストロボの画面に電池切れマークが表示されたり、充電時間が長くなったと感じた場合はストロボの電池を交換してください。
- コマンダーの画面が異常な表示になったり、急に発光が不安定になったと感じた場合はコマンダーの電池を交換してください。
- 電池を交換しても発光が不安定な場合は、コマンダーとストロボのリセット操作を行なってください。
- 充電池をフル充電しているはずなのに充電残量の減りが早いと感じる場合は、電池が劣化していると考えられますので、全ての電池を新しい充電池と交換してください。
【設定が気づかないうちに変わっている】
- 気づかないうちに、モード、グループ、チャンネルなどが変わってしまうケースもありますので、設定の確認をしてください。
【電波が混信している】
- 2.4GHz帯の電波を利用している他の無線機器の影響で、発光が不安定になることがありますので、コマンダーのチャンネルを変えてみてください。
電波が混信している場合は、ストロボ側のチャンネル設定はA(オート)ではなくコマンダーのチャンネルに合わせることをお勧めします。(マニュアルでチャンネル設定が出来ないDi700Aを除きます)