“問題に答えてスキルを磨こう” ニッシンデジタル・ライティング問題 第5問
月1回のライティング問題(全6問)。
答えを考えるだけで、ライティングスキルがアップするかも!?
<問題>
アクセサリー(モディファイヤー)に関する出題です。
①、②、③の写真は、A~F6種類の撮影方法のうち、どの方法で撮影されたでしょうか?
A 傘バウンス
B トランスルーセント傘
C ソフトボックス(SMDV)
D フラッシュベンダー(XL)ディフューザー付き
E フラッシュベンダー(XL)
F 天井バウンス
①、②、③の写真は、ストロボ光のみではなく定常光(タングステン)とのミックス光下で撮られています。
「ストロボ光:定常光」の比率は、「90:10」です。
*セッティングの写真ではストロボは発光させていません。
[解答例] ①-○、②-○、③-○ (○にアルファベットを入れる)
ヒント:過去の出題を参考にしてください。
[答え] は本ページの最下部にあります。
【セッティング】
※参考写真
被写体と光源の位置関係
Model: Kotomi Kai
[答え] ①-C、②-F、③-D
[解説] 過去問を参照いただければ、違いがお分かりになると思います。
まず②は背景にほとんど影がないため、Fのバウンスであることが分かります。
①、③について、モデルの足元の影が、後方の影のようにボケていません。
直径の大きなアクセサリーだと、足元の影もボケますので、①も③も直径の大きなアクセサリーではないことが分かります。
①、③を比べると、③の方が足元の影がクッキリしています。よって、③がDのフラッシュベンダーとなります。①は少し大きめのCのSMDVとなります。
ちなみに、DとEのフラッシュベンダーの違いについてですが、Dは前面にディフューザーが付いているため、前方にしか光が向かいません。しかし、Eはディフューザーなしのため、一部の光は天井に反射しバウンス効果も加味されます。
なお、③の写真のモデルの左袖の背後の背景にできた影(赤い丸で囲んだ部分)は、ストロボの影ではなく、カメラ位置の背後からの定常光のタングステンライトによるものです。傘バウンスで出来た影のエッジとは異なります。
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