ニッシンデジタル - ストロボ・フラッシュ

コラム

“問題に答えてスキルを磨こう” ニッシンデジタル・ライティング問題 第4問

“問題に答えてスキルを磨こう” ニッシンデジタル・ライティング問題 第4問 <Twitter限定>

月1回のライティング問題(全6問)。
答えを考えるだけで、ライティングスキルがアップするかも!?

<問題>
A~Eのアクセサリー(モディファイヤー)を使って撮影しました。

A モディファイヤーなし(比較のため)
B フラッシュベンダーXL(横幅30cm x 高さ33cm、前面のディフューザーなし)
C ソフトボックス(直径60cm)
D アンブレラ (100cmディープタイプ)
E トランスルーセント(100cm)

セッティング*Aで撮影された写真は②で、Bは④です。それでは、C, D, Eで撮影された写真はそれぞれどの写真でしょうか?
①, ③, ⑤からお選びください。

*セッティングの写真ではストロボは発光させていません。

[解答例] C-○、D-○、E-○ (○に数字を入れる)

難問のため最初からヒントを出します。
ヒント:アクセサリーのサイズや構造が、肌や服の見え方、影の出かたにどのように影響しているかをよく観察してください。

[答え] は本ページの最下部にあります。

【セッティング】

【写真】画像をクリックすると大きくなります。

撮影データ
スタジオの定常光(LED)の影響を受けないように撮影しています。

感度:ISO400
シャッター速度:1/125sec.
ホワイトバランス:マニュアル(プリセット)
※絞り値はセッティングによって変わります。

※参考資料
1.ストロボ不使用時の写真

2.モデル側から見たアクセサリーの位置

※出題されているモデルの写真は、カメラ内でJPG保存されたもので、Rawデータを現像したものではありません。

Model: Kotomi Kai

[答え] C-①、D-⑤、E-③

[解説] ①は、③⑤に比べ、影の中央付近が濃いため、③⑤の光源より発光面積が小さいことが分かります。よって、D,Eの傘に比べて発光面積が小さい「C」が答え。また、モデルに近い影のエッジがクッキリしているのも、発光面積が小さいことを示しています(下は①の拡大写真)。
①の拡大写真

③と⑤は、影の大きさも濃さもほぼ同じですが、⑤は影のダブリ(ムラ)が若干見られます。これは反射素材の角度の違いによる影響と思われるため、⑤は「D」の白のディープタイプ傘によって撮影された写真となります。

Eのトランスルーセント傘は透過なので、⑤のようなダブリ(ムラ)がありません。よって③は「E」によって撮影された写真です。

なお、⑤の影のダブリ(ムラ)は、拡大するとエッジが目立ちます(下は⑤の拡大写真)。このような影を解消するには、「傘トレ」といわれる傘の反射面をトレーシングペーパーや透過布などで覆う方法があります。

⑤の拡大写真

主催:ニッシンジャパン株式会社
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