第９回：スチームパンク編
ニッシンジャパンはコスプレアミューズメントスペース
「HACOSTADIUM OSAKA」、「HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店」、「HACOSTADIUM cosset 池袋本店」さんにお邪魔しました！
様々なシチュエーションで撮影ができるハコスタジアムにて、ニッシンストロボを使った撮影を実施！
撮影した写真と、その写真の撮影方法をシリーズで紹介していきたいと思います。
第９回は「HACOSTADIUM OSAKA」さんのスチームパンクで撮影した写真をご紹介します。
▼今回の写真はこちら！▼
モデル：いぶきさん 撮影：えはらあい
（画像クリックで大きく表示できます）
撮影方法
まず初めに、こちらは室内光のみで撮った今回の撮影風景です。
室内の照明のみで撮影すると、壁に色はついていないことがわかります。
これを、今回使ったストロボの光が分かるように撮影すると…
色が付きました！
ストロボの光で壁に色を付けているんです。
では、ライティングの詳細を見てみましょう。
ストロボを３灯使用しています。
（２）Di700 直射 カラーフィルター 青 光量 1/16
（３）i40 直射 カラーフィルター 緑 光量 1/4
右のストロボが（１）のメイン光。その隣のモデルさんとの間にあるストロボが（２）の青フィルター付きのストロボです。
メイン光を斜めに当てているのは、背景に光を回さないためです。
光が背景まで回ってしまうと背景の壁が明るくなってしまい、カラーフィルターの色が付きづらくなります。
更に、グリッドを付けることでスポット光になるため、モデルさんだけに光を当てることができます。
こちらが（２）のストロボです。光が青くなっているのが分かります。
後ろの壁に、正面向き直射で当てています。
（３）のストロボはi40を床に直置きし、左側の壁に当てています。
i40は、写真で使用していますスタンドが付属で付いていますので、どこにでも置けます。
床に置いた際は、見落としてうっかり蹴らないように気をつけましょう！
カラーフィルターですが、i40はボディが小さいため、ROGUEの付属のゴムが余ってしまい斜めに付けています…。
i40に合うサイズの輪ゴムを用意しておくか、パーマセルテープで貼付けるとやりやすいかと思います。
今回撮影したのは「HACOSTADIUM OSAKA」さんのスチームパンクでした。
ストロボにカラーフィルターを使うことで、撮影場所の色を自由に変えることができます。
例えば、同じ場所でも他の人とは違うものを撮りたい！なんて時や、なんとなく背景が殺風景でアクセントが欲しい…なんて感じた時、カラーフィルターは大活躍！
画も派手ですし、コスプレ撮影ととても相性がいいアイテムだと思います。
また、今回３灯でのライティングですが、灯数が増えてくると予想外の場所に光が当たってしまったりして、うまくいかなくなってしまうことがあります。
特にカラーフィルターを使った撮影の場合、フィルターの色を効果的に出すため、わざと光りを回さず暗い場所を作ってあげたりする必要が出てきます。
それぞれのストロボがどこに光を当てたいのか、今どこまで光が当たっているのかを意識してライティングを組むと、余計な光の漏れなどを防ぐことができると思います。
カラーフィルターを使った多灯ライティングは少し難しいですが仕上がる写真はとても面白いです！
是非色々なライティングを試してみてください。
（2015/07/23 撮影・文章：えはらあい）
撮影データ
[カメラ設定] ISO 200絞り F 3.5
シャッタースピード 1/160 [ライティングデータ] （１）Di700 ROGUEグリッド 45° 光量 1/64
（２）Di700 直射 カラーフィルター 青 光量 1/16
（３）i40 直射 カラーフィルター 緑 光量 1/4
[撮影機材一覧]
Di700A直販・特定販売店限定モデル
ガイドナンバー54(200mm)、28(35mm) *ISO100
新たに電波式ワイヤレスTTLシステム（NAS）を搭載、簡単で素早い操作性。デジタル一眼レフカメラ用TTLストロボ。キヤノン用/ニコン用/ソニー用/富士フイルム用/フォーサーズ用。
i40直販・特定販売店限定モデル
ガイドナンバー40(105mm)、27(35mm) *ISO100
小型ながらクラス最大光量を実現。「3ワイヤレスモード」デジタルスレーブ、アナログスレーブ、ワイヤレスTTLシステム搭載、デジタル一眼レフカメラ用TTLストロボ。キヤノン用/ニコン用/ソニー用/富士フイルム用/フォーサーズ用。
撮影・制作
ニッシンデジタル
HACOSTADIUM OSAKA
HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店
HACOSTADIUM cosset 池袋本店