ハコスタジアム ライティング・バイブル
第7回:アップダウンスペース編
ニッシンジャパンはコスプレアミューズメントスペース
「HACOSTADIUM OSAKA」、「HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店」、「HACOSTADIUM cosset 池袋本店」さんにお邪魔しました!
様々なシチュエーションで撮影ができるハコスタジアムさんにて、ニッシンストロボを使った撮影を実施!
撮影した写真と、その写真の撮影方法をシリーズで紹介していきたいと思います。
第7回は「HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店」さんのアップダウンスペースで撮影した写真をご紹介します。
▼今回の写真はこちら!▼
モデル:ここなさん、愛音さん 撮影:えはらあい
(画像クリックで大きく表示できます)
今回撮影した「アップダウンスペース」は、床から天井まで全て真っ白!
白ホリともまた違い、階段や窓が組み合わさって構成されている不思議なスペースだったので、まるで異世界に迷い込んでしまったようなイメージの写真にしてみました。
白を生かした光に包まれているようなライティングで、ふんわりとした写真になりました。
アクセサリー類も使っていないので、ストロボさえあれば簡単に真似できちゃいます!
それでは撮影方法を見て行きましょう。
撮影方法
まず初めに、アップダウンスペースがどのような構造になっているのか見てみたいと思います。
階段と、窓のような四角い穴が空いている壁があり、階段で壁の後ろ側のスペースと行き来ができる構造になっています。
後ろ側のスペース
今回は壁と後ろ側のスペースを利用してライティングを組んでいます。
以下がライティングの解説です。
(2)Di700 後ろの壁当て ワイドパネル有 光量 1/16
(2)は、スタンドに付けたDi700を後ろのスペースに置き、後ろの壁に当てています。手前の壁で隠れる位置に置くのがポイントです。
作例の写真で後ろが白飛びしているのは、後ろの壁にストロボを当てているからなんです。
セットの壁、天井、床の全てが真っ白なので、光が回り柔らかく明るい画が作れます。
ちなみに、ストロボを使用せず撮影した写真はこちらです。
光がフラットなので壁が全て同じような白さになってしまい、こちらのセットの構造があまりよく分かりません。
せっかく面白い構造になっている場所なので、ストロボを使ってアクセントを付けた方がスペースの特徴も生かせて絵も面白くなると思います。
▼ Othet cut ▼
こちらのカットでは、後ろ側のモデルさんには小さめの脚立に乗ってもらっています。
モデルさんの配置を変えるだけで色々な絵作りができますね!
また、手前のモデルさんの位置はそのままで、カメラマンが移動するだけでこんなソロカットも撮れました。
▼ Other cut ▼
光が差し込む窓辺に座っているようなカットが撮影できました。
オンカメラ天井バウンスの光が、きちんと瞳にキャッチライトとして入っていますね。
同じセッティングのままでも撮影位置を変えることで違うパターンの写真を撮ることができるので、色々応用してみても面白いかと思います。
今回撮影させていただいたのは「HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店」さんのアップダウンスペースでした。
こちらのセットはとにかく光を回しやすいので、柔らかく光に包まれたような写真が撮りやすい場所だと思います。
1灯天井バウンス、壁バウンスのみでも十分に柔らかい光を作れると思います。
置く場所やストロボの向きによって逆光やサイド光等、いくらでもアレンジが利きます。
是非ストロボを使って色々なライティングを試してみてください☆
(2015/04/24 撮影・文章:えはらあい)
撮影データ
[カメラ設定] ISO 640絞り F 5
シャッタースピード 1/160 [ライティングデータ] (1)i40 オンカメラ天井バウンス 光量 1/16
(2)Di700 後ろの壁当て ワイドパネル有 光量 1/16
[撮影機材一覧]
直販・特定販売店限定モデル
ガイドナンバー54(200mm)、28(35mm) *ISO100
新たに電波式ワイヤレスTTLシステム(NAS)を搭載、簡単で素早い操作性。デジタル一眼レフカメラ用TTLストロボ。キヤノン用/ニコン用/ソニー用/富士フイルム用/フォーサーズ用。
撮影・制作
ニッシンデジタル
HACOSTADIUM OSAKA
HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店
HACOSTADIUM cosset 池袋本店