第10回:工場通路 編
ニッシンジャパンはコスプレアミューズメントスペース
「HACOSTADIUM OSAKA」、「HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店」、「HACOSTADIUM cosset 池袋本店」さんにお邪魔しました!
様々なシチュエーションで撮影ができるハコスタジアムにて、ニッシンストロボを使った撮影を実施!
撮影した写真と、その写真の撮影方法をシリーズで紹介していきたいと思います。
第10回は「HACOSTADIUM cosset 池袋本店」さんの工場通路で撮影した写真をご紹介します。
▼今回の写真はこちら!▼
モデル:めたさん 撮影:えはらあい
奥行きのある工場通路を、薄暗い怪しい雰囲気で撮影してみました。
通路の緑色の照明がアクセントになっているかと思います。
撮影方法
まず初めに、工場通路がどのような構造になっているか見てみたいと思います。
このように、奥に向かって細長い通路が続いています。
先ほどの写真とこちらの画像を見比べてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この通路の照明、緑色ではないんです。
普通の色ですよね。この写真をそのまま緑色に色調整しても、全体的に色が被った写真になってしまいます。
では、今回の写真のように背景だけ緑色に仕上げるにはどうすればいいのでしょうか。
前回の「スチームパンク編」のように背景にカラーフィルターを…と言いたい所ですが、今回のブースは奥に長い通路なので、通路全体に色を付けるには何灯もストロボが必要になってしまいます。
ですので今回は背景ではなくメイン光にカラーフィルターを使います!
ストロボを1灯使用しています。
ここからどうするのかと言うと…ホワイトバランスを緑色に補整します。
カメラ内のホワイトバランス設定で緑色に補整するか、RAWで撮影し、撮影後にRAW現像ソフトを使い写真を緑色に補整します。
これは、マゼンタとグリーンが補色の関係になっているため、グリーンの補正がマゼンタを打ち消し、正しい色に変わったのです。
背景に色を付けたいけどストロボの台数が足りない…なんて時にはオススメです!
普通の背景を変わった雰囲気にしたい!なんて時にも、やってみると面白いかと思います。
[ 露出設定 ISO500 絞り:F 3.2 シャッタースピード:1/30秒 ]
今回撮影したのは「HACOSTADIUM cosset 池袋本店」の工場通路でした。
このテクニックを使えば、1灯にカラーフィルターを使うだけで様々な場所の色を変えることができます。
マゼンタとグリーン以外には、イエローとブルー、レッドとシアンが補色の関係になっています。
補色の関係を理解しておくと写真の色補正が分かりやすくなりますので、把握しておくと何かと便利かと思います。
是非ストロボを使って色々なライティングを試してみてください!
(2015/08/17 撮影・文章:えはらあい)
撮影データ
[カメラ設定] ISO 500絞り F 3.2
シャッタースピード 1/30 [ライティングデータ] (1)Di700 直射 カラーフィルター マゼンタ 光量 1/128
[撮影機材一覧]
直販・特定販売店限定モデル
ガイドナンバー54(200mm)、28(35mm) *ISO100
新たに電波式ワイヤレスTTLシステム(NAS)を搭載、簡単で素早い操作性。デジタル一眼レフカメラ用TTLストロボ。キヤノン用/ニコン用/ソニー用/富士フイルム用/フォーサーズ用。
撮影・制作
ニッシンデジタル
HACOSTADIUM OSAKA
HACOSTADIUM cosset 大阪日本橋店
HACOSTADIUM cosset 池袋本店