こんにちは。
写真家のJimaでございます。
当記事ではニッシンデジタルのストロボMG-Xとコマンダー Air10sを用いたスタジオ撮影の印象を紹介します。
機材:ニコン Z 8 NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
撮影データ:f/1.8 1/200秒 マニュアル ISO 64 85mm リッチトーンポートレート
今回、使用した機材は最新ファームウェアのアップデートで強化されたZ 8と新製品のZ6IIIです。
どちらもリッチトーンポートレート(ピクチャーコントロールの一種)が利用可能なため、作例として撮影を行いました。
私がポートレート撮影の際に活用するリッチトーンポートレートは、白とびを抑えながらも豊かな階調を誇り人物の肌表現が可能であることが特徴です。
人物の肌を明るく滑らかにする従来のポートレート(ピクチャーコントロールの一種)と比較し、より肌のディテールを残せるためレタッチして仕上げる際のベース画像にも適しています。
ただ、ポートレート撮影はカメラやレンズの性能に優れた機能だけでは語ることのできない奥深さがあります。
理想を追い求めるにはソフトボックスやストロボなどライティングに機材の力を借りる必要もあります。
今回の撮影ではモデル様の斜め前にストロボ(ソフトボックス)とストロボMG-Xを設置しました。
上記の画像はZ6III と NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの組み合わせで撮影した際、カメラに表示された内容です。
左の画像の通りZ6IIIはZ8やZ9などと同様に縦で撮影する際、各設定値など撮影情報をカメラと同じ縦向きで表示が可能です。
これはポートレート撮影に役立つ機能です。
今回、Z 8と一緒に撮影に使用したカメラ Z6III と NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sです。
開放F値がF4一定となるレンズですが、焦点距離120mmと背景との距離を意識することで程よいボケ味も表現が可能です。
◆サムネイル画像
機材:ニコン Z6III + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
撮影データ:f/4 1/200秒 マニュアル ISO 100 120mm リッチトーンポートレート
今回、ポートレート撮影で活躍したライティング関係の機材です。
モデル様の稼働時間やスタジオの利用時間など撮影に要する時間を意識する撮影では、カメラを含め信頼できる機材を利用することが大切です。
シッカリ「撮り終えること」を意識した場合
機材の挙動(安定稼働)は撮影時の安心感や全体を通した信頼に繋がります。
そして、その結果
自分が撮るべき写真を追い求めたりと撮影時の集中力に直結します。
ライティング機材に限らず、ご自身が信頼できる機材を確実に見つけていくことが大切だと思います。
この記事が皆様のポートレート撮影に対し、良い刺激となれば嬉しいです。
ストロボはSMDVのFlipBeautyを利用する関係でMG-X 2台(リチウムイオン充電池を使用)、コマンダーはAir10sのニコン用を利用しました。
筆者紹介
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Jima(じま)| 合同会社Jima 代表 / 写真家 / NPS会員
5年間フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして活躍後
管理職として得た知識と経験を活かしてフリー撮影へ活躍の場を広げる。
動画配信などを通じてスマートフォンの普及により身近となった
「写真」に対して本格的なカメラでの撮影は難しいと感じる方や
初心者の方に「カメラだからこそ楽しめる」感動体験を提供する。
◆活動内容
YouTubeチャンネル「カメラ塾【JimaTube】」ではカメラや写真、
撮影知識に関する情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中。
◆実績
YouTubeに5年間、毎週2本以上の動画を投稿。
24年3月時点で総再生回数750万回、制作動画は1,000本を突破。
チャンネル登録者数は約28,000万人。
◆YouTube:カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube