撮影機材:MG-X, Air10s
フォトグラファー:Jima Instagram
撮影データ:Nikon Z 8 NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena f/1.8 1/200秒 マニュアル ISO 400 スピードライト 先幕シンクロ リッチトーンポートレート
皆さんこんにちは。
写真家のJimaでございます。
スタジオにてMG-XとAir10sを用いて撮影した際の印象を紹介します。
※前回の室外の記事も是非どうぞ:https://www.nissin-japan.com/gallery/jimatube/
今回はニコン Z 8のファームウェア(Ver2.00)へ更新された際に追加されたピクチャーコントロール「リッチトーンポートレート」の作例を追加するため撮影を行いました。
リッチトーンポートレートは比較的、新しいピクチャーコントロールのひとつで白とびを抑えながら豊かな階調で人物の肌を表現します。
人物の肌を明るく滑らかにする従来のピクチャーコントロールである「ポートレート」に比べ、より肌のディテールを残せるため、レタッチして仕上げる際のベース画像にも適していることが特徴です。
ただ、カメラやレンズの性能だけでは語れないことが人物撮影の面白いところです。
理想を追い求めるにはソフトボックスやストロボなど光に関するアクセサリー類の力を借りる必要もあります。
今回の撮影ではモデル様の斜め前にストロボ(ソフトボックス)を設置しました。
左:カメラの液晶に表示された 右:カメラの再生画面にて確認した写真
こちらの写真は私が人物撮影に出向く際に持ち出す頼りにしている機材です。
信頼できる機材を利用し続けることで慣れからくる安心感なども効率を高める際に役立ちます。
ストロボはMG-X 2台(リチウムイオン充電池を使用)、コマンダーはAir10sのニコン用で快適に撮影が行えました。
上記の画像の通り今回の撮影ではスーパーライトスタンド EX LS-55Cと比較的コンパクトなタイプを選んでおりますが、これは持ち込んだソフトボックスが小型かつスタジオで転倒の心配も比較的少ない場合に限ってです。
大きなソフトボックスを用いる場合や屋外で風などにより転倒の可能性が高い場所では大型のスーパーライトスタンド DX LS-65Cや転倒防止にウェイトを使用してください。
「安全に撮影を終えること」これが大前提です。
またMG-Xは単三電池でも利用可能ですが、撮影時のパワーやリズム感を重視する場合はリチウムイオン充電池が活躍します。
※リチウムイオン充電池は取扱いが少しデリケートなので事前に以下の注意事項を確認しましょう。
▼リチウムイオン充電池の使用について
撮影データ:Nikon Z 8 NIKKOR Z 85mm f/1.8 S 85mm f/1.8 1/200秒(電子シャッター) ISO 800 スピードライト 先幕シンクロ リッチトーンポートレート
撮影時の画面録画を残しておきましたので参考になれば幸いです。
▼MG-X 使用にて撮影(Z 8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S)
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筆者紹介
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Jima(じま)| 合同会社Jima 代表 / 写真家 / NPS会員
5年間フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして活躍後
管理職として得た知識と経験を活かしてフリー撮影へ活躍の場を広げる。
動画配信などを通じてスマートフォンの普及により身近となった
「写真」に対して本格的なカメラでの撮影は難しいと感じる方や
初心者の方に「カメラだからこそ楽しめる」感動体験を提供する。
◆活動内容
YouTubeチャンネル「カメラ塾【JimaTube】」ではカメラや写真、
撮影知識に関する情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中。
◆実績
YouTubeに5年間、毎週2本以上の動画を投稿。
24年3月時点で総再生回数750万回、制作動画は1,000本を突破。
チャンネル登録者数は約26,000万人。
◆YouTube:カメラ塾【JimaTube】
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